少年サッカーのコーチが 日々のあれこれを のんびり書くブログ

走ったり 蹴ったり 悩んだり

サッカー

言語化

投稿日:

コーチをしていて、プレーを言語化できないことが多くあります。
言語化できないので、選手達に伝わらない・・・

言っても伝わらないのは、選手達のせいではなく、伝える側の問題です。
伝える側の問題ですよ〜〜〜〜(笑)
選手達はまだまだ子供。
話が長かったり、よくわからなければ

『ハイ!』

といい返事をしてその場を終わらせます。
頭いいんですよ。

優れたコーチから学ぶ声がけ

先日、とある少年団にいるものすごく優れているコーチのコーチングを勉強しに行きました。
と言っても、ベンチの後ろにこっそり立って、コーチングを盗むだけ(笑)
僕が言語化できないプレー(現象)は2つあります。

1つ目〜パスを受ける場所〜

『顔を出せ!』
『パスコースがないよ!』

そんな言葉をよく聞きますが、全然選手達に伝わってません・・・

僕はよく

『相手選手と相手選手の間で受けてごらん』

と言っていました。
ただこれ、1対1のように、間がない時はどうするの?

結局うまく伝わっていません。

そのコーチはこんな風に言っていました。

『相手の視界にずっと入っちゃてるよ?』
『相手から見えてるところにずっといるよ〜』

すげぇなと・・・
早速パクることにします。

2つ目〜パスを受ける意識〜

仲間から出るパスに合わせて、動く選手って結構多いんです。
なので、特にサイドの選手に出されるスルーパスでは、サイド選手が出遅れて走るため、サイドラインを割ってしまう場面をよく見かけます。

『パスを受ける意識がない!』
『動き出しが遅いよ〜』

など、次に繋がらない声がけをよく聞きます。

僕自身は

『どうして遅れちゃった?』
『出す選手のボールスピードはどうだった?』

など、受け手と出し手の双方に声をかけていましたが、あんまり伝わりません。

そのコーチは、受け手の選手に対して

『どこでボール欲しいの?』
『出されたパスに合わせるんじゃなくて、自分が欲しい場所に出してもらって!』

と・・・
すげぇなぁと・・・

早速パクりますよ。

起きたことではなく次に繋がるように

『顔を出せ!』
『パスコースがないよ!』

『パスを受ける意識がない!』
『動き出しが遅いよ〜』

上でダメな声がけとして紹介した言葉です。
これって、『どのように』の部分が完全に抜けています。
だから選手達は理解できません。

はっきり言って、コーチングを勉強していない方に多く見られる声がけです。

『相手の視界にずっと入っちゃてるよ?』
『相手から見えてるところにずっといるよ〜』

『どこでボール欲しいの?』
『出されたパスに合わせるんじゃなくて、自分が欲しい場所に出してもらって!』

上で良い声がけとして紹介した言葉です。
『どのように』の部分をティーチングするのではなく、考えさせています。
本当に素晴らしいと思います。

長い時間かかっても、選手自身が考えて実践して成功した体験は、一生忘れないものになります。
これからも、良いコーチになれるように勉強し続ける必要がありますね。

にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログ サッカーコーチ・技術へ
にほんブログ村




-サッカー

Copyright© 走ったり 蹴ったり 悩んだり , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.