
少年団の関係者の方には常識的なお話ですが・・・
U-12年代では、1人制審判を採用しています。
これは全国大会でも同じで、1人制です。
なぜ?
サッカーの現場で、特に初めて審判をやるパパやコーチが、緊張してる場面をよく見ます。
何となく副審で慣れてから、主審をやりたいという気持ちはわかります。
また、本当に見切れるの?正しい判定はできるの?
ということを聞くこともありますが、まぁ言いたいことはわかります。
でも、1人制審判にしていることにはこんな意味があるんです。
1人では見きれないことを前提とし、選手達が自己申告することでフェアプレーの精神を養う。
審判にファールをアピールするのではなく、笛が鳴るまでプレーを続けるタフな選手に成長して欲しい。
そもそもU-12年代では、目先の試合に勝つことを目的としていません。
サッカーを通じて、自立した人間に成長することが大切です。
さて、自立した人間に成長するために、審判の厳密な判定に頼ったプレーが必要でしょうか?
きっとそのうち戦術として必要になります。
ただ、U-12世代では、どのようにDFラインを突破するか?
突破してくる相手を、どのように守るか?
こういうことをU-12時代に考えておかないと、将来本人が困ることになるでしょう・・・
審判(レフェリー)
サッカーが誕生したばかりの時には、審判は存在しなかったようです。
問題が生じた場合には、両チームのキャプテンが話し合っていたようです。
それでも決着がつかない時に、観客の中にいた黒い服を着た紳士に判定を聞いたそうです。
それから審判が誕生したそうです。
審判は英語でrefereeです。
referは、「問い合わせ流、ゆだねる」という意味があります。
つまり、「判定をゆだねるという人」という意味なんですね。
正しい判定を行う人ではありません。
人間は誰でもミスします。
人のミスを許容すること、選手達は判定を審判にゆだねること、そんな中で人間として成長していくために、1人制審判が採用されているんですね。
人が足りないわけではないですよ(笑)

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