基礎練習メニューの1つにパスアンドゴーがあります。
インサイドキックでパスを出し、受け手はトラップ。
パスを出し終わった選手はゴーのはずですが・・・
試合を意識したパスアンドゴー
よく見かけるのが、パスした後に自分が並んでいた列の最後尾についてしまうパスアンドゴー。
青の選手がマーカーの前でトラップし、黄色の選手にパスを出します。
右利きの選手であれば下図の点線のように、インサイドキックのモーションの延長で回転して最後尾へ。
試合にはない動きです。
ぜひ、まっすぐ走り抜け、黄色の最後尾につくようにしましょう。
パスをもらう声とタイミング
「パスをもらう時に声を出すように」というコーチングも良く聞きます。
低学年では、すぐに「へい!」と声を出してくれるようになります。
元気な子は「へい!へい!へい!」と連呼します。
では、タイミングはどうでしょうか?
パスを出す側の選手は、その「へい!」のタイミングでパスを出せていますか?
その「へい!へい!へい!」でパスを出す選手はどんな気持ちになりますか?
選手Aが選手Bにパスを出し、選手Bから選手Cがパスをもらうときの動きを考えます。
①選手Aがパスを出します(選手Bはボールを見ています。)
②選手Bの足元にボールが近づき、トラップします。(選手Bはボールを見ています。)
③トラップが成功します。(選手Bはボールを見ています。)
④選手Bが選手Cの位置を確認します。(選手Bの顔が上がります。)
⑤選手Bがインサイドキックのモーションに入ります。(選手Bはボールを見ています。)
⑥選手Bが選手Cに向けてパスを出します。(選手Bはボールを見ています。)
パスを出す人の状態を見ると、顔が上がるタイミングがあります。
(上のケースでは④の時)
このタイミングで「へい!」と声をかければ、スムーズにパスを受け取ることができそうですね。
動きの細分化
1つの動作を細分化して、良さそうなタイミングを選手と考えます。
「いまパスを出す人の顔が上がったね」
「自分と目があったね」
など、答えに近いヒント(笑)ですが、子供達に投げかけてあげると、
「ほぅほぅ」
と考えてくれます。
僕自身とても未熟なので、そんな風に投げかけていると嫌がられるときもあります(笑)
これからも、選手達とともに、勉強していかなくちゃですね。
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