サッカーでは、ボールを蹴るための1つの手段に『インサイドキック』というものがあります。
Googleでインサイドキックを検索すると、色んなHPが出てきます。
初心者必見とか、インサイドキックの蹴り方とか、インサイドキックは基本みたいな。
で、どれを見てもなるほどなるほどと思うことが書いてありますが、全ての年齢でできるものなのでしょうか?
いつからやる?
では、インサイドキックはいつから始めるのでしょうか?色んなチームの選手達を見ますが、低学年ではインサイドキックが出来ない選手がたくさんいます。
でも『基本だから』と、コーチも選手も一生懸命。3-4年生になるとできる選手が増えてきます。1-2年生からの努力の賜物でしょうか?
違う気がします。
インサイドキックが出来ない理由
低学年の選手は、つま先を外側に向ける筋力が発達していません。だからインサイドキックのパターのような型を作ることができません。
ついつい見落としがちですが、同じ理由でインサイドでトラップすることもできません。
そもそも人間の足は、歩くとか走ることが想定されているので、股関節と膝が正面を向いているときにスムーズに動かせます。
インサイドキックのように、膝が外を向くと、可動域も狭まるので、窮屈ですよね。
ただ、個人差がありますが、3-4年生になると筋力の発達に伴い、インサイドキックができるようになります。
蹴りやすい蹴り方
僕自身の考えなので、もちろん正解ではありませんが、僕は低学年のときから、無理にインサイドキックをやる必要はないと考えています。
恩師が視察したバルセロナの下部組織でも、インサイドキックだけではなく、キックの方法を教えていないようです。
インステップキックやトゥキックでは、股関節と膝が正面を向いた状態で蹴ることができます。インサイドキックでは、軸足を受け手に向けるので、パスコースも読まれやすいです。
でもインステップやアウトサイド、トゥキックなら、ピッとボールを蹴ることが出来るので、読まれづらいですよね。
何よりもボールを蹴らないとつまらないけど、蹴ることが出来ればたのしいですよね。
楽しさの中から、だんだんと技術を身につけましょう!

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