試合に負けたとき、いろんな子供達を見ることができます。
仲間を励ます選手、悔しくてイライラする選手、泣いてしまう選手。
県大会などに繋がっている大会で負けてしまったとき、子供達悔しくては泣いています。
子供達の気持ちがホットなときに声をかけてあげると、言葉が心にスッと入って行くことがあります。
今回はそんなお話です。
負け試合後の声がけ
泣いてる選手達を前に話をするわけですが、なかなか言葉が出てきません。
僕は涙もろいので、言葉と一緒に涙が出そうで、第一声がなかなか出てこないんです(笑)
涙をこらえながら、短く話します。
『悔しいね。』
『あのパスが通れば、シュートが決まっていれば・・・』
『色んな失敗があると思うけど、みんなの方がわかっていると思うので何も言いません』
『強くなりたかったら、うまくなりたかったら、たくさん練習してください』
『土日だけの少年団の練習では、少しずつしかうまくなりません。』
『だから、自分でたくさん練習してください。』
試合後の様子
しばらく俯いて泣いていますが、1人、また1人と元気になります。
で、いつものように鬼ごっこしたり、砂をいじったりして遊び始めます。
元気になって良かったなぁなんて思いながら、保護者や他のコーチと話をしていたのですが、みんなと遊ばずに1人ポツンとしている選手がいました。
試合に出ても活躍できず、からかわれたりすることの多い、内向的な選手です。
自発的な練習
その選手は、試合後から帰るまでの間、みんなから離れてずーーーっとボールを蹴っていました。
ワンバウンドでリフティングしたり、ドリブルしたり。
時間にしたら30分くらいです。
彼のそんな姿を初めて見ました。
たった1人ですが、僕の声がけは関係ないかもしれませんが、とても嬉しい出来事でした。
選手の成長をこんな間近で見ることができます。
コーチって最高ですね。
参加しています!ぽっちとお願いします。
にほんブログ村