僕が所属している団では、基本的に1試合で全員が平等に出場できるように選手を交代していることを以前に記事にしました。
練習試合やカップ戦では、特に平等に出場させるようにしています。
団に所属しているコーチ達も、僕自身も、いまはこのやり方が選手達の将来につながると考えています。
ある日の出来事
先日、仕事帰りにある選手(A君)とばったり会いました。
家が同じ方向なので、20分程度の道のりをトボトボと2人で歩いて帰りました。
どこ行ってたの?
(隣町の)スクールだよ。
1人で通ってるの?
バスと電車で行ってるよ
えらいね〜
他にも勉強やサッカー、好きな選手の話など、他愛のない会話ですが、こういう時間が結構好きです(笑)
ばりコーチは、次は何年生のコーチになりたいの?
と、ふいに聞いてきました。
突然どうしたのかな~と思いながら、
みんなかわいい選手だから、何年生でもいいよ
と言いました。
何か言いたげな顔をしていたので、
A君は何かコーチ達にこうしてほしいな~と思うこととかある?
と聞いてみました。
A君の本音
練習試合でも、もっと勝ちにこだわるコーチがいい!
僕のチームでは、前半と後半で全員が交代するんだよね・・・
だから練習しない奴が試合に出れるんだ!
練習しないでも試合に出れるから、もっと練習しなくなるよ・・・
少し怒った様子で、でも叶わなさそうな、どうしようもないそんな思いをぶつけてくれました。
凸凹の情熱
A君は、しっかりした口調で自分の言葉で自分の気持ちを僕に示しました。
素晴らしいことです。
ある基準より技術や意識が高い選手は、クラブチームに入ります。
うまくなりたい子は、スクールなどに通います。
少年団には、いろんな子が集まります。
仲の良い友達がいるから。
なんとなく体を動かしたいから。
サッカーが好きだから。
サッカーへの情熱は凸凹です。
この選手の一言で気が付きました。
子供といえども、努力を怠ると試合に出られないということを意識してるんだな~と。
A君は努力しているから、みんなにも同じように努力してほしいんだね。
たくさん練習して、ポジションを争ったほうがいいと思っているんだね
というと、A君はうなずきました。
考え方はいろいろあります。
いつかA君の言うように、ポジションを争うことになるでしょう。
ポジションを争う気持ちになれるのはなぜか?
どうしてサッカーがうまくなりたいのか?
それは、サッカーが大好きだから。
少年団は、それを大切にしなくてはいけません。
A君に説明はしませんでしたが、彼が大きくなったとき、きっと分かってくれるでしょう。
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